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元オリンピックコーチから学ぶ『結果をつくる考え方・コミュニケーションのコツ』とは?

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みなさん、こんにちは。
篠原継之助です。

8月も終わり、夜風が涼しくなってきましたね。

久しぶりのご挨拶となりましたが、
ボクはここ1〜2ヶ月旅行三昧な日々を過ごしておりました。

先日のブログに書いた伊豆大島に始まり、タイ、大阪、兵庫と色んな場所に行きました。

書きたいことは山ほどあるのですが、
なかなか収まりきらないので
思い出した時に気ままに書いていきたいと思います(笑)

最近街頭広告で見かけましたが、
東京オリンピックまであと1年を切りましたね!

ボクの周りでも東京オリンピックの
観戦チケットに当選した方が結構いて、
羨ましい限りです。

オリンピック繋がりで言うと、
少し前に井村雅代さんの本を読みました。

井村雅代さんといえば
シンクロナイズドスイミング日本代表コーチであり、
指導者としての実績や功績から
「シンクロ界の母」と呼ばれた名コーチです。
個人的には、アテネオリンピックで
日本シンクロ女子のチームと立花・武田デュエットでの銀メダル受賞が印象的でした。

世界で活躍するオリンピックのコーチは
選手同様、国を背負ってかなりのプレッシャーの中で結果を求められますよね。
その中で井村コーチが大事にしてきた
物事の前提やコミニュケーションのとり方がとても勉強になりました。

今回は、本から学んだベストパフォーマンスをつくる考え方、 コミニュケーションのとり方を3つに絞って書きたいと思います。

1. 1ミリの努力の継続が可能性を広げる

井村コーチ曰く、
「目標設定で大事なのは、大きな目標設定とともに、小さな目標を立てること」で、
大きな夢や目標を持つ人は多いけれど、
そのために今日なにを達成するのか?決めていない人が多いそうです。
ボク自身も、大きな目標を達成するには地道な一歩が大事だと思います。

ある時、井村コーチが選手と合宿中に、自分もチャレンジしようと思い朝の腹筋を始めました。
最初は12〜3回しかできなかったそうですが、
「毎日1ミリの努力をする」と決めて
腹筋回数を毎日1回ずつ増やしていったそうです。
当初の目標は20回でしたが、結果的に30回以上腹筋ができるようになり
「あと1回」の繰り返しの先に、
自分の可能性を信じられるようになり、限界を突破できる。

物事をどう捉えるかは、解釈の仕方で変わります。
つまり、自分自身とのコミュニケーションのとり方とも言えますよね。

ボクは、コミュニケーションには2種類あると思っていて
1つは対人とのコミュニケーション、
もうひとつは対自分とのコミュニケーションです。

自分自身との心の会話は、おそらく瞬間的なものが多く なかなか向き合うことが思いますので、

これを機会に「昨日の自分を超える」ことを意識してみてはいかがでしょうか。

2.うまくやろうとせず、想いを伝える

井村コーチは日本代表のコーチを務めたあと、中国へ渡ります。
そこでは言葉の壁を感じながらも、全身を使って選手たちに指導していきました。
井村コーチの前提は
「コミニュケーションはうまくいかないのが普通」

うまく行くのが普通と思うと、うまくいかない時に挫けたり落ち込んでしまう。

相手に伝わらなかった時に 「なんで分かってくれないんだ」と相手のせいにしてしまうことってありませんか?

でも、自分の想いをしっかり伝えようという想いがあれば、 工夫が生まれてうまくいかないことも乗り越えていける。

コミニュケーションに言語や文化の壁は関係なく、井村コーチは
「うまくいかない時は言い訳をせず、自分に原因があるのでは?」と 考えるようチームメンバーにも指導していたそうです。

3.「お愛想笑い」と「挨拶」と「ありがとう」でうまくいく

井村コーチは世界で結果をつくるためには 「勝つだけでなく応援されること」が大事だと著書で語っています。

井村コーチの言うお愛想笑いとは、
話したことのない人、名前を知らない人に対してもちょっと笑っていい印象を与えること だそうです。

なぜ大事なのか?
理由はシンプルで、笑顔で接してもらって気を悪くする人はいないですし、
慣れない環境の中で知らない人と会っても、怖くなくなるからだそうです。

ボクも、実体験として「人と目があったらニコッと笑う」ことを意識しただけで
その場の空気がやわらいで居心地が良くなったことが多々あります。

同様に、人とすれ違ったら挨拶をすることや、 事あるごとに「ありがとう」と感謝を伝えることを 井村コーチはチームメンバーに徹底して教えていたそうです。

そうすることで、周りの見え方も変わり
「あのチームは頑張っている」と応援されやすくなる。
ゴマをするのではなく、応援されるような行動をとることが大事 という言葉に、 ボクもその通りだなと思いました。

世の中で結果をつくる人は
結果そのものだけでなく
人に対する接し方や、物事をポジティブに捉え、感謝の多い人だと思います。

さいごに

今回はオリンピックにちなんで、

井村雅代さんの本の感想を書かせていただきましたが、

最終的には自分自身とどれだけ真剣に向き合うかで、 人生の質は変わっていくなと思います。
もうすぐ経営の道に進んで10年が経ちますが、ここまでやってこれたのは
自分に妥協せず、可能性を信じて歩んできたからです。

井村さんの著書には、綺麗ごとではなく、 お互い人生をかけた真剣勝負だからこそ、 たくさんの葛藤がありながらチームメンバーの可能性、
ご自身の可能性を信じてきた努力の集大成かオリンピックの場なのだと感じました。

本当に格好いいですね。
ボクはビジネスの世界で真剣勝負をしながら、可能性の種を蒔いていきたいと思います。

長くなりましたが、
ご一読ありがとうございました。

参照: 井村雅代コーチの結果を出す力(PHP研究所)

あなたが変わるまで、わたしはあきらめない:努力する心の育て方(光文社知恵の森文庫)

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