みなさん、こんにちは。
篠原継之助です。
東京オリンピックの開催日が2020年7月24日ということで、
約1年後に迫ってきました。とても楽しみですね。
滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」で話題になったプレゼンテーションが2013年と知って驚きました。もう5年以上も前なんですね・・・。時間が経つのは早いものです。
ちなみに、滝川クリステルさんのプレゼンテーションの全文、みなさん読まれた(聞かれた)ことありますか?
東京は皆様をユニークにお迎えします。日本語ではそれを「おもてなし」という一語で表現できます。
それは見返りを求めないホスピタリティの精神、それは先祖代々受け継がれながら、日本の超現代的な文化にも深く根付いています。「おもてなし」という言葉は、なぜ日本人が互いに助け合い、お迎えするお客さまのことを大切にするかを示しています。
ひとつ簡単な例をご紹介しましょう。もし皆様が東京で何かをなくしたならば、ほぼ確実にそれは戻ってきます。例え現金でも。実際に昨年、現金3000万ドル以上が、落し物として、東京の警察署に届けられました。世界を旅する7万5000人の旅行者を対象としておこなった最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です。
この調査ではまた、東京は次の項目においても第1位の評価を受けました。公共交通機関。街中の清潔さ。そして、タクシーの運転手の親切さにおいてもです。あらゆる界隈(かいわい)で、これらの資産を目にするでしょう。東洋の伝統的な文化。そして最高級の西洋的なショッピングやレストランが、世界で最もミシュランの星が多い街にあり、全てが、未来的な都市の景観に組み込まれています。
私が働いているお台場は、史上初の“ダウンタウン”ゲームズを目指すわれわれのビジョンの中心地でもあります。それは都心に完全に融合し、文化、生活、スポーツがユニークに一体化します。ファントレイル、ライブサイト、チケットを必要としないイベントが、共有スペースにおいて多くの競技会場を結び、素晴らしい雰囲気を創り出します。
来訪者全てに生涯忘れ得ぬ思い出をお約束します。
オリンピック招致プレゼン:
https://www.sankei.com/sports/news/130908/spo1309080088-n1.html
ボクはこれを読んだときに、とても感動しました。
日本らしさを一言で表したものが「おもてなし」と表現されていますが、
相手への配慮を大事にする価値観は、人間関係を円滑にする肝だと思います。
ボクも講演ではさまざまなテーマでプレゼンテーションをさせていただく機会が多いですが、人と人とのコミュニケーションで大事なのは、「目の前の人を大切にする」ことだと思います。
言うのは簡単ですが、どこまでそれを行動で示し、相手に伝わっているかが大事です。
最初からできていたわけではありませんが、
師匠からも「些細なことに忠実であれ」と教えていただき、
ひとつひとつの想いを丁寧に行動に移すようにしてきました。
微差が大差とも言いますが、それを積み重ねて保険業界でトップセールスになった方がいます。
川田 修さんはプルデンシャル生命で2000人のトップになった実績をもち、著書も多数出版されています。
先日、川田さんの講演に参加して「微差の積み重ねで圧倒的な信頼をつくりあげた経緯」を
聞かせていただきました。
川田さんはひとつひとつの事前準備、身だしなみ、所作、どれも特別ではないけれど
普通の営業マンがやらないちょっとした違いを積み重ね、お客さまからの信頼を得てきました。
そして、その細かな配慮(こだわり)の背景を知ったときに、
「ここまで人のことを大事にされている川田さんだからお願いしたい」とお客さまの心が動かされるのだと思います。
全てに共通しているのは、お客さまからみた自分はどう映っているのか?を冷静に客観視していること。
保険というサービスは目に見えないからこそ、それを扱う自分自身が商品そのものともいえます。
ボクも自分が消費者の立場であれば、大きな買い物をするときには、商品自体よりそれを扱う人を見て買うか判断します。
経営者として様々な事業に携わる中で、どんなによいサービスをつくりあげても、商品力ではすぐに淘汰されてしまう時代です。
だからこそ、選ばれる組織、選ばれる人になるためには「信頼」が全てです。
そして、信頼は自分という人間を通して、どれだけ相手(お客さま)の心を動かせるかだと、講演に参加して感じました。
決して表面的なスキルや自己満足の関わりではなく、本当に相手のためを思ってする行動に、人は信頼を寄せますよね。
大きなことや、特別なことをする必要はなく、相手の置かれている状況を想像して、どうしたら喜んでもらえるか考えて行動することが重要です。
ボクの友人がコンビニでバイトをしていた時、常連のお客さまがお店に来ると、
そのお客様が毎回買うたばこをレジ近くに置き「いつもありがとうございます」と伝えて接客をしていたそうです。
お客さまからしたら、大それたことではないけど、自分のことをよく見てくれていて
「近くへ寄ったらあのコンビニでたばこを買おう」となりそうですよね。
冒頭にも書きましたが、「微差が大差」とは言葉通りで、その先に
「あなただからお願いしたい」と言ってもらえるのが何よりも嬉しいですよね。
川田さんの本を読ませていただき、仕事に対する姿勢、微差を生むモトを知る良い機会になりました。
本の感想も、また書かせていただこうと思います。
ご一読、ありがとうございました。
オリンピック招致プレゼン:
https://www.sankei.com/sports/news/130908/spo1309080088-n1.html
川田修さんHP:
http://mylp.prudential.co.jp/lp/page/osamu.kawada