みなさん、こんにちは。
篠原継之助です。
10月は様々な企業で異動シーズン、新しい環境でスタートする方も多いみたいですね。
今回は、「組織の成長」について書いてみたいと思います。
突然ですが、もしもあなたが会社の社長だったら、組織を成長させる上で何が大事ですか?
ボクは、
「チーム力」
だと考えます。
講演会でも、組織作りやチームビルディングをテーマにお話させて頂きますが、「チームの力をどう活かすか」が、会社の業績、社員の団結力、一人ひとりの成長や充実感を決める大きなポイントだと思います。
チームとグループの違い
組織は人の集まりで成り立っていますが、重要なのは「チーム」であることです。
似た言葉で「グループ」とありますが、チームとグループの違いを説明できますか?
グループ‐集団。複数の人間の空間的・心理的・目的理由その他な集まりのこと。(ウィキペディア) チーム‐共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた少人数の集合体である。(ウィキペディア)
ただ人が集まっているだけでなく、共通のビジョン・目標を共有して、達成のために一人ひとりが責任をもって協力しあうのがチームです。
チームビルディングで市場トップシェアを確立!
実際に、チームビルディングを通じて200社以上あるクラフトビール市場でトップを確立したのが、「よなよなエール」「水曜日のネコ」などで有名なヤッホーブルーイングという会社です。
12年連続増収増益を続ける企業ですが、社長の井出さんは斬新なアイデアで新たな文化を次々と作っています。
・階層をなくしフラットな組織づくり
・数千人規模の「超宴」という社員とファンの交流イベントを開催 等々
井出さんの組織づくりに関するインタビュー記事は、共感する部分が多くとても印象的でした。
ボク自身、日々組織をつくる難しさや面白さを体感していますが、チームビルディングの一番の魅力は、チームの力を活かすと「予想以上のものを作り出せること」だと思います。
スポーツの世界も同様で、一人でできることは限られていますよね。
大きな目標を実現するためには、たくさんの人の協力が必要です。
しかし、自分の価値観を押し付けてばかりだと人は離れてしまいます。
そこで大事なのが「人と自分は違い、変えられるのは自分自身であること」
そして、「相手に関心をよせて、よく理解すること」です。
当たり前のことかもしれませんが、分かりきっていることほど分かった気になってしま
うことも多々あります。
どれだけ相手を理解しているか?
みなさんは身近な友人、恋人、家族のことをどれだけ知っていますか?
以前、ある経営者の方に「自分の人間関係をたな卸しすると良い」と言われ、
書けるだけ紙に書き出したことがあります。
ぜひ、簡単にできるので、これを読んでくださっている方もやってみてください。
1、ご自身の人間関係の中で、名前と顔が一致する人を書き出す
2、出身や誕生日、家族構成、趣味、仕事、金銭的な価値観、夢や目標などを書き出す
いかがでしたか。
意外と知っているようで知らないこと、聞いたことはあるけれど忘れてしまったことがあると思います。ボクも実際にやってみて、この項目は埋まるんだけど・・という偏りがありました。
このワークを通じて、自分自身の人間関係の癖に気づき、人との接し方を変えるきっかけになりました。
一見、相手の趣味や家族関係など、業務には直接関係ないように見えますが、角度を変えると相手の価値観や強みを知れるチャンスだったりします。
ボク自身も振り返ると、自分のことをよくわかってくれている人には力を貸したくなりますし、将来のビジョンや目標に向けて本気で取り組んでいると心を動かされますよね。
ビジョンを描いたら、絶対に達成したいですよね。
そのときに、あなたのビジョンに共感して一緒に頑張れるチームが成功の鍵です。
自分自身を変えるのは簡単です、相手の強みを引き出せる自分に変化していきましょう。
ご一読、ありがとうございました。
参照:
よなよなエール超宴HP:
https://yohobrewing.com/cho_utage/index.html
メンバーが自発的に動き、新たなアイデアが次々生まれる企業へ
ヤッホーブルーイングを変えた、チームビルディング研修とは(前編)
https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/1823/