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コンビニおにぎりに隠された経営のヒント

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みなさん、こんにちは。
篠原継之助です。

先週末は凍える寒さでしたね。

ふと「コンビニに行く機会が増えたなぁ」と感じる今日この頃です。
寒いと室内にいる機会も増えるので、家で鍋をやったり何人かで飲み会をやるときに
大体買物ってコンビニで済ませるなぁと思いました。

セミナーの合間も時間が無いときはコンビニで買いますし、家の近所にセブンイレブンがあったかと思うと、向かい側にファミリーマートがあったり、そのすぐ先にローソンがあったりと至る所にコンビニを見かける機会が増えました。

気になって調べてみると、
10年前の2008年は全国のコンビニ店舗数が約41000店。
2018年では約54000店と、13000店も増えていました。
コンビニ恐るべしですね・・。

そして、日経新聞を読んでいてコンビニに関する面白い記事を発見しました。

『コンビニおにぎり下克上』というタイトルで、コンビニ各社でおにぎりの下克上が起きているという内容のものでした。

ちなみにみなさんはおにぎりの具は何派ですか?

こんな質問をしておいて恐縮ですが、ボクはあまり食へのこだわりがなく・・
しょっぱい、あまいのざっくりとしたくくりでしか選ばないので
食べれれば何でもいいというのが本音です(笑)

ただ、おにぎりの王道と言えば「ツナマヨ」「鮭」「昆布」「梅」が挙げられますよね。

今、そのランキングが変わろうとしているようです。

例えばローソンで人気の「悪魔のおにぎりシリーズ」や、セブンイレブンの「もち麦シリーズ」など新しい風が吹いているそう。

しかし、すぐに売れたかと言うとそうではなく、
もち麦おにぎりシリーズのヒットの裏には2年越しの工夫・企業努力が詰まっていました。
健康を前面に押し出した商品は、コンビニでは意外と売れづらいようで
最初は売り出してもなかなか数字につながらなかったそうです。
味・品質・CMなどを見直し2018年の売り上げは1億五千個を突破したそうです。

セブンイレブンの商品本部長の方がおっしゃっていたのは、「半歩先の提案」をすること。
消費者の2歩、3歩先を行っても売れない。半歩先は評価されると話しており、
なるほどと思いました。

経営の現場でも、これと似たようなことが言えます。
相手の抱えている問題を解決しようと思うとき、あまりにも先の提案をしすぎると
受け入れてもらうのは難しいのです。

日常生活でも、自分よりも先を行きすぎている人をみると、「あの人は特別だから」と
思ってしまいませんか?

相手の行動を引き起こすには、「私にもできるかもしれない」「買ってみたい」という行動した先にある期待のイメージをさせることが重要です。

「目線をあわせる」とも言いますが、今回のおにぎりの記事を読んで
消費者とともにいること、「前を走るより、伴走しながら半歩先の提案をすること」が、お客様に喜ばれる要素の一つなのだと感じました。

同時に、現状に甘んじず、絶えず進化していくことも大事ですね。

ボク自身も、そのことを心がけていきたいと思います。

ご一読ありがとうございました。

参照:
【主要7社】コンビニの国内店舗数推移をグラフ化(1983年~)

http://frequ2156.blog.fc2.com/blog-entry-106.html

〈ヒットのクスリ〉こだわり力(中) コンビニおにぎり下克上
https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGKKZO40304210S9A120C1TJ2000&scode=2651

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