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仕事の生産性を上げるには、最適な室温があった!

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みなさん、こんにちは。
篠原継之助です。

最近、猛暑が続いていますが、読者のみなさんは、元気にお過ごしでしょうか?

こんな暑い日には、家庭でも職場でも冷房が欠かせません。

そんな冷房について、興味深い調査結果を見つけたので、紹介します。

文部科学省が全国の公立小中学校で、冷房が設置されている割合を調査したところ、

2017年4月1日時点で、冷房の設置率は41.7%と全体の半数に満たなかったようです。

関東の設置率は、東京では84.5%、神奈川62.6%、群馬59.6%、埼玉58.9%、栃木50.6%、茨城42.8%、千葉37.6%とエリアごとに設置率にばらつきがあります。

(この設置率の差は、自治体の懐事情によるものが大きいようですが、今回はその話題は置いておきます。)

仮に、この夏、冷房のない中で、勉強や仕事をしようと思うと集中力が持続せず、かなり生産性が落ちることが容易に予想できます。

今回、メインでお伝えしたいのは、この室温と人間の生産性についてです。

生産性を上げ、効率よく仕事や勉強をするのに適した室温は一体、何度だと思いますか?

様々な研究結果が飛びかっていますが、
今、最も有力なのが22〜24度と言われています。

25〜32度の間ですと、1度上がるごとに2%ずつ仕事のパフォーマンスが落ちるという研究結果もあります。

ただ、一点、注意点としては、エアコンの温度設定と実際の室温は異なります。

冷気や暖気は窓を伝わって外に逃げてしまうなどの理由がありますが、

実際の室温を計測する場合は、温度計を使用するといいでしょう。

そして、室温に加え、仕事の生産性を高める上で大事なのが、「湿度」です。

日本は高温多湿な気候とよく言われます。

季節によって、適切な湿度は異なりますが、
夏は40~55%、冬は45~60%程度に保つのが仕事をする上でよいと言われています。

ボク自身、自分が開催するセミナーでは、会場の空調管理には、かなり気を配っています。

せっかくお金と時間をかけて参加して下さった方々に、快適な環境の中で、少しでも多くのものを吸収して頂きたいと考えているからです。

“神は細部に宿る”

ボクが大好きな言葉の一つですが、
核となるセミナーの講義内容のクオリティーを上げることは、もちろん大事です。

+αで、今後は、参加者が学びやすい場はどういうものか?についてもより繊細になられるといいかもしれません。

ご一読ありがとうございました。

【参考資料】
・公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/06/1386475.htm

・生産性を上げたければ「温度」と「湿度」に気を配れ!?
https://studyhacker.net/columns/best-temperature-efficiency

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